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コンサルタントコラム
後悔しない事業承継の進め方~あなたの事業を永続させる準備はできていますか?その1

後悔しない事業承継の進め方~あなたの事業を永続させる準備はできていますか?その1

2020年10月07日

1.はじめに

会社経営者、すべてに共通して生じるテーマとして「事業承継」というものがあります。
 

  • ■息子・娘に会社をバトンタッチする
  • ■(血縁ではない)経営幹部・社員に会社をバトンタッチする
  • ■金融機関など、外部から社長を連れてくる
  • ■他社に会社を売却する(=M&A)
  • ■上場する(=不特定多数に会社を所有してもらう)

 
これらどれか1つを選択する必要があります。これら以外の選択肢として残っているのは「廃業」だけです。
 

2.最低でも5年、理想的には10年の準備期間が必要

「まだまだ自分自身、元気なので心配ない」「うちの会社は幹部が皆、優秀なので、いつ私がいなくなっても会社はまわっていくんだ」。事業承継に関してどのようにお考えですか?と経営者に質問すると、このような答えをよく聞きます。そのような経営者の方でも、自身が病気になって入院をしたり、さまざまな身の回りの出来事があると急変します。ある日突然「私がいなくなってうちの会社は本当に大丈夫か?」「息子や幹部を社長に据えるつもりで準備をしてきたが、本当にそれで大丈夫か?」と思い始め、その数年前に「大丈夫だ、安泰だ」と言っていたことがウソように不安に駆られ、ご相談に来られるケースが多々、あります。決断すべきこと、準備すべきことができていないと、結果、承継の時期を遅らせざるを得なくなります。ご相談を受けていると、事業が進まないことがストレスとなり、本業の社長業に身が入らなくなり、業績を落としてしまうケースも多くあります。本末転倒です。会社を引き継ぐためには多くのことを決断し、準備をすることが必要になります。最低でも5年、理想的には10年の準備期間は欲しいところです。もっと言うなれば、自身が経営者になったその日から、考える必要があることです。
 

3.次世代のための企業としての新しいフレーム作りが重要

では、事業承継の準備としてどのようなことを考えておく必要があるのか。
オーナー経営者の場合は、大きく分けると
 

  • ■事業(=社長業)の承継
  • ■経営(=株式・オーナー業)の承継
  • ■財産(=個人資産)の承継

 
になります。この中で「事業(=社長業)の承継」を見てみると、まず、最初に決めなければならないことは「いつ会社を引き継ぐのか=いつ自分が第一線を退くのか」を明確にすることです。「息子が一人前になったら」「専務に取引先をすべて任せられるようになったら」と時期を決めずにあやふやにしてしまっている経営者が非常に多くいます。「自分は65歳の誕生日に引退する」「2020年に引退するんだ」といった明確な設定が必要になります。事業承継はゴールを決めて、そこから逆算して、いつ、何をしていくのかを決めるものです。次に決めるべきことは、当たり前のことですが、「誰を後継者(社長)」にするかです。これも承継が目前に迫るまでは、「長男に継がせる」「(血縁以外の)専務に継がせる」と考えていても、目前に迫ると、「やはり、考え直す必要がある」と言い出される経営者が多くいます。また、受ける側も、目前に迫るまでは漠然と「次は自分がやるんだろうな・・・」と考えていても、いざ、目前に迫ると、「やはり、自分には荷が重い」「自分には向いてない」と辞退をされ、すべて白紙に戻るというケースが実際に多くあります。

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