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事業承継における4つの要素と7つの視点
⑦事業承継後のライフプランニング

⑦事業承継後のライフプランニング

社長が今の会社で経営者をやっている理由は様々でしょう。
何か新しいことにチャレンジしたいために、会社を創業されてきた方もいれば、親が経営していた会社を引き継ぎ、経営者をされてきた方、務めていた会社の社長から会社経営を任されて経営をしている方など、同じ社長と言っても様々な理由から、今社長をされているのだと思います。

しかし、どのような背景があったにせよ、皆さんは自分の家族のためにはもちろん、自社に勤めている社員の家族のため、またお付き合い先企業様のため、近隣にお住いになられている方のために、寝る間を惜しみ社長業に挑まれ続けているという共通点があります。

船井総研では、さまざまな経営者様とお付き合いをさせていただいておりますが、どの経営者様にも通じるのは、この「誰かのために身を粉にしながら経営をされている」という点です。

お気づきになられたかもしれませんが、多くの社長は「誰かのため」に経営されていることが多く、「自分自身のため」に経営をされている方は実は少ないのです。しかし、事業承継をした場合、誰かのために仕事をする必要はなくなります。事業承継をすることで、ようやく社長は自分自身のための人生を歩むことができるようになることが多いのです。

ここで大きな問題が起こります。それは、自分自身のために時間を使うことができると言っても、自分は何をしたいんだろうか?という問題です。よく一般的には、社長業をリタイアしたら、ハッピーリタイアをして、悠々自適な生活を過ごせるというようなイメージを持たれているように思いますが、現実はそう簡単な問題ではないのです。

社長自身は、自分の人生のほとんどの時間を会社や仕事に費やしてきている事が多いため、自身のためにやりたいことを見出されていないケースが少なくありません。ですから、仮に事業承継をするのであれば、事業承継を行ったあと、自身はどのような人生を過ごしていくのか、何をやってみたいのかなどを予め計画しておく必要があります。

まずは、社長自身がこれからやってみたいことを、洗い出してみることから行われると良いと思います。そして、リスト化された自分がやってみたいこと、実現したいことを整理したら、家族とも共有して社長の自己実現につなげていきましょう。